距離は圧縮、天体は拡大して表示。
惑星の位置と公転の動きは、NASA/JPLの軌道要素から計算した実際のものです。自転は見やすい速さに落とし、太陽と惑星の大きさの比も縮めています(実際の太陽の直径は木星の約10倍)。明るさは天体ごとに見やすく調整し、木星・天王星・海王星の環は強調、小惑星帯の粒は分布のイメージで描いています。
近づくほど、
知らない顔がある。
太陽から、海王星まで。NASAの画像と立体モデルをもとに、
自転軸の傾き、環、めぐる衛星まで再現した観測室。
天体を選んで、ゆっくり眺めてみよう。
太陽
すべての旅は、この光から。
- ROTATION
- 609.12 h
- 約25.4日で1回転(緯度16°)
- AXIAL TILT
- 7.25°
- 黄道面に対して
- LIGHT TO EARTH
- 1.00 au
- 光で約8分20秒
- PLANETS
- 8
- 太陽のまわりを巡る惑星
- SIM CLOCK
- +0.0 h
- 時間を早送りしています
太陽系でただひとつ、自ら光を放つ恒星。地球の約109倍の直径を持ち、8つの惑星を重力でつなぎとめています。
- 平均直径
- 1,391,400 km
- 周囲を回る惑星
- 8 惑星
- 1つの天体を拡大した観測ビューです。自転の速さと光の向きは鑑賞用に調整しています。
惑星と衛星を、同じものさしで。
惑星とその衛星だけを、ひとつの縮尺で。
太陽と8つの惑星の比較は、次の「03 ONE SCALE」で。
画像:NASA VTAD · NASA/JPL-Caltech · NASA/GSFC SVS数値:NASA NSSDCA · JPL SSD · PDS Rings Node星空:NASA/GSFC SVS · Gaia DR2 (ESA/Gaia/DPAC) · エール輝星星表出典と表示のしかた ↓
同じものさしで、
宇宙を見たら。
ここまで眺めてきた世界を、ひとつの縮尺に並べてみる。
木星の直径は、地球の約11倍。そこに太陽を加えると、
地球は、ほとんど点になる。
木星の直径は、地球の約11倍。すべての惑星を、同じ縮尺の実比率で並べています。
- 大きさはすべて実比率。横幅は赤道直径、高さは極直径で描き、数字は平均直径です(NASA NSSDCA ↗)。
- 天体どうしの間隔は並べるための配置で、距離ではありません。
- 土星の環は大きさの比較から除いています。
- 天体の画像はNASAの3Dモデルから作成。背景の天の川は、NASA/GSFC SVS「Deep Star Maps 2020」(Gaia DR2: ESA/Gaia/DPAC)の実画像を装飾として配置しています。
遠い、
ということ。
太陽を出た光は、約8分19秒で地球に届く。
海王星までは、約4時間10分。
今日の、ほんとうの距離で測ると。
- 太陽からの距離は、JPL「惑星の近似位置」↗のJ2000軌道要素から、今日の日付で計算した値です。
- 横方向の距離は実比率(直線のものさし)。太陽と惑星の大きさは、見やすく拡大しています。
- 光が届くまでの時間は、距離 ÷ 光の速さ(1 au ≒ 499.0秒)。各カードの金色の線は、左端を太陽、右端を30 auとした実比率の位置です。
- 背景の天の川(NASA/GSFC SVS · Gaia DR2: ESA/Gaia/DPAC)は装飾で、見ている方向とは対応しません。
太陽すら、
ちいさな星。
地球を109個並べて、やっと太陽の直径。
その太陽を「1」にして、もっと大きな宇宙を測りにいく。
数字は観測と研究にもとづく値。
幅のあるものには「推定」と添えています。
太陽という、
ものさし。
直径およそ139万km。地球を109個並べて、やっと端から端まで届く。ここからは、この太陽を「1」として宇宙を測っていく。
数値で比べる16 STARS · RADIUS / DISTANCE / TEMPERATURE+
| 星 | 半径太陽=1 | 距離光年 | 表面温度K | メモ |
|---|---|---|---|---|
| 太陽Sun | 1 | 8.3光分 | 5,772 | 基準(R☉=695,700 km) |
| シリウスASirius A · おおいぬ座 | 1.714 | 8.61 | 9,845 | 夜空でいちばん明るい恒星 |
| ベガ(織姫星)Vega · こと座 | 2.726 | 25 | 9,660平均 | 高速自転で扁平。極半径2.42/赤道半径2.73 |
| ポルックスPollux · ふたご座 | 8.97 | 33.8 | 4,810 | ふたご座の弟星。オレンジ色の巨星 |
| アークトゥルスArcturus · うしかい座 | 25.4 | 36.7 | 4,286 | 太陽ほどの質量の星が膨らんだ姿 |
| アルデバランAldebaran · おうし座 | 45.1 | 67 | 3,900 | おうし座の赤い目 |
| リゲルRigel · オリオン座 | 74.1推定 | 848 | 12,100 | 半径は+6.1/−7.3 R☉の幅。光度は手法で大きく違う |
| デネブDeneb · はくちょう座 | 203推定 | 2,615 | 8,525 | 距離しだいで半径117〜203 R☉ |
| アンタレスAntares · さそり座 | 680推定 | 550 | 3,660 | 脈動で大きさが約19%変化する |
| ケフェウス座μ星Mu Cephei · ケフェウス座 | 762推定 | 1,373 | 3,800 | 研究により約760〜1,260 R☉と幅がある |
| ベテルギウスBetelgeuse · オリオン座 | 764推定 | 548 | 3,600 | 距離の推定が割れ、半径は約640〜880 R☉の幅 |
| たて座UY星UY Scuti · たて座 | 909推定 | 5,871 | 3,550 | かつて1,708 R☉とされ、Gaia距離で下方修正 |
| おおいぬ座VY星VY Canis Majoris · おおいぬ座 | 1,420推定 | 3,820 | 3,490 | ±120 R☉。過大評価の可能性も指摘される |
| WOH G64WOH G64 · かじき座(大マゼラン雲) | 1,540推定 | 160,000 | 3,400 | 赤色超巨星としての値。黄色極超巨星に変わり約800 R☉に縮んだとする説と対立中 |
| Stephenson 2-18(St2-18)Stephenson 2-18 · たて座 | 2,150推定 | 18,900 | 3,200 | 距離の誤差が50%超。もっとも不確かな最大候補 |
| R136a1R136a1 · かじき座(大マゼラン雲・タランチュラ星雲) | 42.7推定 | 163,000 | 46,000 | 知られている中でもっとも重い星(約170〜290 M☉) |
推定のついた値は、距離の測り方や「どこを表面とみなすか」で数十%以上変わることがあります。順位は測り直しのたびに入れ替わるため、「宇宙最大の恒星」とは断定していません。
データの出典と注意SOURCES & CAVEATS · 2026年9月時点+
- 赤色超巨星の半径は大きく不確かです。距離の誤差、広がった大気のどこを表面とみなすか、脈動による変光で数十%以上ずれることがあります。
- 「太陽の位置に置くと〜の軌道まで」は、惑星の軌道(JPLの近似軌道要素)と星の半径からの目安です。星の表面にはっきりした境界はありません。
- いて座A*の質量は観測により約395万〜430万太陽質量、距離は約2万6千〜2万7千光年。事象の地平面(シュヴァルツシルト半径 約1,270万km)は自転していないと仮定した値で、自転していればもっと小さくなります。EHTのリングは地平面そのものではなく、その周りの光と影です。
- S2の軌道の長半径は、周期16.05年と質量からケプラーの第3法則で計算した値(約1,030 AU)です。速さは最接近の秒速7,650kmをもとに軌道の式で計算しています。
- 約200年前の増光(X線で100万倍以上)は反射X線の解析から、泡のエネルギーはモデルからの推定です。フェルミ・バブルとeROSITAバブルの起源は、まだ決着していません。
- 天の川銀河の直径は定義しだいで10万〜20万光年、星の数は1,000億〜4,000億個と幅があります。太陽の公転は秒速約230km・約2億3千万年で一周(太陽の特異運動を含めると約250 km/s、銀河年は約2.2億〜2.5億年)。
- 星の色は表面温度から計算した黒体放射の色で、見分けやすいよう彩度を強めています。太陽以外の星の表面の模様、光のにじみ、「イメージ図」と書いたブラックホールの像、銀河の姿はイメージ図です。太陽の表面はNASAの太陽の3Dモデルのテクスチャ、ものさしの拡大図の地球はNASA/GSFC SVSの画像(Blue Marble・GEOS-5の雲)です。
- さらに重いブラックホールも知られています:M87*の質量は太陽65億個分、コズミック・ホースシューの中心は約360億個分(2025年発表)。
- 観測画像:いて座A*(ESO eso2208-eht-mwa ↗)とM87*(ESO eso1907a ↗)。Credit: EHT Collaboration(CC BY 4.0)。いて座A*の画像は、光のリングの直径(51.8マイクロ秒角。距離約2万7千光年で約6,400万km)が惑星の軌道と同じ縮尺になるよう拡大・縮小し、画像の周囲をぼかして背景に重ねています(改変はこの2点のみ)。
- 太陽arXiv:1510.07674 ↗NASA ↗
- シリウスAWikipedia: Sirius ↗arXiv:1703.10625 ↗
- ベガ(織姫星)arXiv:1211.6055 ↗IOPscience ↗Wikipedia: Vega ↗
- ポルックスWikipedia: Pollux (star) ↗
- アークトゥルスarXiv:1109.4425 ↗Wikipedia: Arcturus ↗
- アルデバランWikipedia: Aldebaran ↗NASA ↗
- リゲルWikipedia: Rigel ↗
- デネブarXiv:0712.0040 ↗Wikipedia: Deneb ↗
- アンタレスarXiv:1304.4800 ↗Wikipedia: Antares ↗
- ケフェウス座μ星Wikipedia: Mu Cephei ↗A&A 2026 ↗
- ベテルギウスarXiv:2006.09837 ↗arXiv:2002.10463 ↗Nature ↗NOIRLab noirlab2523 ↗Wikipedia: Betelgeuse ↗
- たて座UY星Wikipedia: UY Scuti ↗arXiv:2307.08785 ↗arXiv:1305.6179 ↗
- おおいぬ座VY星arXiv:1203.5194 ↗Wikipedia: VY Canis Majoris ↗
- WOH G64ADS: 2009AJ....137.4744L ↗ESO eso2417 ↗arXiv:2411.19329 ↗arXiv:2601.02057 ↗Phys.org ↗Wikipedia: WOH G64 ↗
- Stephenson 2-18(St2-18)Wikipedia: Stephenson 2 DFK 1 ↗IOPscience ↗
- R136a1arXiv:2202.11080 ↗NOIRLab noirlab2220 ↗arXiv:2502.14957 ↗Wikipedia: R136a1 ↗
- いて座A*・S2・エネルギーarXiv:2112.07478 ↗arXiv:2311.08680 ↗ADS: 2022ApJ...930L..12E ↗ESO eso2208-eht-mw ↗arXiv:1807.09409 ↗ESO eso2006 ↗arXiv:2207.02142 ↗NASA ↗MPA ↗Chandra ↗Northwestern Univ. ↗NASA SVS ↗arXiv:1005.5480 ↗MPE ↗Nature ↗ScienceDaily ↗Phys.org ↗
- 天の川銀河NASA ↗NASA ↗arXiv:2112.07478 ↗ADS: 2019ApJ...871..120E ↗IAC ↗
- ほかのブラックホールarXiv:1906.11238 ↗arXiv:2502.13788 ↗Wikipedia: TON 618 ↗
- 惑星の軌道NASA NSSDCA ↗JPL SSD 近似軌道要素 ↗
軌道の大きさは平方根で圧縮しています。
知るほどに、
宇宙はもっと広くなる。
- TODAY
- —
- YOU ARE HERE · EARTH
- 1.00 AU
- 太陽の光で 約8分
- SUN → NEPTUNE
- 30 AU
- 太陽の光で 約4時間
右の図は、今日(今日)の惑星の位置。軌道の大きさは平方根で圧縮しています。
ここまで旅してくれて、ありがとう。
見上げた夜空の向こうで、また会おう。
DATA & IMAGE CREDITS観測データと画像の出典+
01 /大きさ・自転・傾き・環
- NASA NSSDCA Planetary Fact Sheets ↗:平均半径・赤道半径・極半径、自転周期、自転軸の傾き(太陽・月を含む。月の軌道傾斜5.145°も月のシートから)。傾きは公転面に対する角度で、北極は右手の法則で決めるNSSDCAの定義(金星177.36°・天王星97.77°は逆向きの自転を表します)
- 海王星アダムス環の弧(フラテルニテ・エガリテ・リベルテ・クラージュ):Porco 1991(de Pater, Renner, Showalter & Sicardy 2019 ↗)。リベルテとクラージュは2009年までにほぼ消えています。
- JPL SSD Planetary Satellite Physical Parameters ↗:衛星の平均半径
- IAU WGCCRE 2015(Archinal et al. 2018)/ NAIF pck00011 ↗:自転軸の向き
- 環:NSSDCA の木星・土星・天王星・海王星の環のファクトシート、PDS Rings Node
02 /軌道と、今日の位置
- JPL SSD Approximate Positions of the Planets ↗:J2000軌道要素(表1、1800〜2050年に有効)。公転の動きと「今日の距離」を計算しています
- JPL SSD Planetary Satellite Mean Elements ↗:衛星の軌道半径・公転周期・軌道の傾き(ガリレオ衛星の公転周期はNSSDCAの恒星周期)
- 1 au = 149,597,870.7 km(国際天文学連合 2012年 決議B2)
03 /画像・3Dモデル・星空
- NASA Visualization Technology Applications and Development (VTAD)NASA 3D Resources ↗:水星・金星・木星・土星・天王星・海王星、月以外の球形の衛星(イオ、エウロパ、ガニメデ、カリスト、ミマス、エンケラドゥス、テティス、ディオネ、レア、タイタン、イアペトゥス、ミランダ、アリエル、ウンブリエル、チタニア、オベロン、トリトン)と、ヒペリオンの形状モデル
- NASA/JPL-Caltech火星・フォボス・ダイモス(Mars 3D Model)
- NASA/GSFC Scientific Visualization Studio地球:Blue Marble(Reto Stöckli, NASA Earth Observatory)、雲:GEOS-5(可視化 Cindy Starr/科学 William Putman)
- NASA/GSFC SVS · LRO (LROC / LOLA)月:CGI Moon Kit
- NASA太陽:Sun 3D Model(NASA HEAT)
- NASA/Goddard Space Flight Center Scientific Visualization Studio · Gaia DR2: ESA/Gaia/DPAC背景の天の川:Deep Star Maps 2020。星:エール輝星星表(6.5等までの8,404個)
- EHT Collaboration (CC BY 4.0)ブラックホールの観測画像:いて座A*(ESO eso2208-eht-mwa)、M87*(ESO eso1907a)
04 /太陽より大きな宇宙
- 太陽IAU 2015 名目値(Prša+2016)・NASA Sun Facts
- シリウスAarXiv:1703.10625・Wikipedia
- ベガMonnier+2012・ApJL 761, L3
- ポルックス・アルデバラン・リゲルポルックス・アルデバラン・リゲル(一次文献をまとめたWikipediaの値)
- アークトゥルスRamírez & Allende Prieto 2011
- デネブSchiller & Przybilla 2008
- アンタレスOhnaka+2013
- ケフェウス座μ星Wikipedia・A&A 2026
- ベテルギウスJoyce+2020・NOIRLab
- たて座UY星Healy+2024
- おおいぬ座VY星Wittkowski+2012
- WOH G64ESO eso2417・2026年の議論
- Stephenson 2-18Fok+2012
- R136a1Brands+2022・NOIRLab
- いて座A*GRAVITY Collaboration 2022(質量・距離)・EHT Collaboration 2022(ESO eso2208)・恒星S2 GRAVITY 2018・ESO eso2006
- いて座A*のエネルギーふだんの明るさ(arXiv:2311.08680)・JWSTのフレア観測・Chandra・IXPE(約200年前のX線での増光)・フェルミ・バブル・eROSITAバブル
- 天の川銀河とほかのブラックホールNASA・M87* EHT 2019・Cosmic Horseshoe 2025
05 /表示のしかた(誇張と圧縮)
- 01 太陽系の模型位置と動きはNASA/JPLの軌道要素から計算した実際の配置。距離は圧縮、天体は拡大しています。木星・天王星・海王星の環は見やすく強調し、小惑星帯の粒は分布のイメージです。
- 02 観測室天体どうしの大きさは実比率。衛星までの距離は画面に収めるため圧縮し、自転と公転は早送りです。衛星の位置(位相)は実際の配置ではありません。木星・天王星・海王星の環は実物よりずっと明るく、太陽の光の向きは鑑賞用に固定しています。天王星・海王星の細い環は幅も太く表示。拡大した天王星の衛星とトリトンは、光の向きをボイジャー2号の通過時に近づけています。地球の自転は見やすさのためさらに遅くし、衛星の軌道の向き(交点)とタイタンのもやも演出です。
- 03 大きさすべて同じ縮尺の実比率(横幅は赤道直径、高さは極直径)。並べる間隔は距離ではありません。太陽の表面の模様は、NASAの太陽モデルの画像による質感表現です。
- 04 距離横方向は実比率の直線のものさし。天体の大きさは見やすく拡大し、光の粒は実際の光の600倍の速さで進みます。
- 背景の空観測室の星空は実際の星図の向きで貼っていますが、どの方向の空を背景にするかは鑑賞用に選んでいます。03・04の窓の天の川は、同じNASA/GSFC SVSの全天画像を装飾として切り取ったもので、見ている方向とは対応しません。ページ全体と03・04の窓の細かな星は、装飾として描いたものです。
- 今日の太陽系(この図)惑星の位置は今日の日付で計算した実際の配置。軌道の大きさは平方根で圧縮しています。
NASAの画像と3Dモデルは、NASAのメディア利用ガイドラインに沿って使用しています(NASAがこのページを推奨・保証するものではありません)。いずれもNASAの公式3D素材から、このページ用に軽量な地図画像へ変換しています。色は撮影波長や処理によって異なり、肉眼の見え方を厳密に再現するものではありません。光の当て方と自転の速さは鑑賞のための演出です。数値は2026年9月時点の文献・公開データによるもので、研究が進むと変わることがあります。